塩酸イリノテカンにより一時的に生活の質の改善がみられた再発ユーイング肉腫ファミリー腫瘍の一小児例

  • 七野 浩之
    日本大学医学部小児科学系小児科学分野
  • 陳 基明
    日本大学医学部小児科学系小児科学分野
  • 梁 尚弘
    日本大学医学部小児科学系小児科学分野
  • 吉田 行弘
    日本大学医学部整形外科学系整形外科学分野
  • 齋藤 勉
    日本大学医学部放射線医学系放射線腫瘍学分野
  • 麦島 秀雄
    日本大学医学部小児科学系小児科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Transient Improvement of the Quality-of-Life after Irinotecan Hydrochloride Therapy in a Child with Relapsed Ewing Sarcoma Family of Tumor
  • 症例報告 塩酸イリノテカンにより一時的に生活の質の改善がみられた再発ユーイング肉腫ファミリー腫瘍の一小児例
  • ショウレイ ホウコク エンサン イリノテカン ニ ヨリ イチジテキ ニ セイカツ ノ シツ ノ カイゼン ガ ミラレタ サイハツ ユーイング ニクシュ ファミリー シュヨウ ノ イチ ショウニレイ

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抄録

再発ユーイング肉腫ファミリー腫瘍(ESFT) 症例に対し塩酸イリノテカン単独投与を行い,一時的に生活の質の改善を認めた.投与法は1 回40 mg/m2 を3 日投与・4 日休薬・再度3 日投与する方法で,これを21-28 日周期で繰り返した.骨病変の画像所見で改善が見られ,5 か月間は新病変の出現を認めず,重篤な有害事象は認めなかった.今後多数例での検討が必要ではあるが,本療法は再発ESFT に対する有効な治療法になりえると思われた.

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参考文献 (8)*注記

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