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- タイトル別名
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- A case of spinal cord infarction following left upper lobectomy for lung cancer
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抄録
大血管手術以外の周術期合併症としては非常に稀な脊髄梗塞の1例を経験したので報告する.症例は79歳男性.左上葉肺癌cT2aN2M0の診断にて左肺上葉切除ND2a-2+肺動脈形成+縦隔浸潤部(大動脈前面の縦隔胸膜,軟部組織)合併切除術を施行した.硬膜外麻酔は,術中ヘパリン投与の可能性のため,術直後に留置した.手術室退室後に,両下肢運動障害と乳頭より尾側の知覚障害を確認.硬膜外鎮痛中止も症状改善なく,硬膜外麻酔関連合併症を疑ったが,CTでは脊髄周囲に異常所見を認めなかった.術後7日目に解離性感覚障害が判明,脊髄障害を疑いMRIを施行,Th1~10の広範囲にわたる脊髄梗塞の診断を得た.リハビリテーションとPGE1製剤投与にて独歩可能となり,術後52日目にリハビリテーション目的で転院となった.脊髄梗塞は非常に稀で予測困難だが,術後神経障害発症時に,脊髄梗塞の可能性を念頭に置く必要がある.
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 29 (4), 475-479, 2015
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679335957504
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- NII論文ID
- 130005072336
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可