免疫グロブリン大量療法（IVIG）が奏効したIgGλ型M蛋白血症に感覚性失調性軸索型ニューロパチーをともなった1例

DOI PubMed 被引用文献1件 参考文献9件
  • 金塚 陽一
    横浜市立脳卒中・神経脊椎センター神経内科 横浜市立市民病院神経内科
  • 長谷川 修
    横浜市立大学付属市民総合医療センター総合診療科
  • 今関 良子
    横浜市立脳卒中・神経脊椎センター神経内科
  • 山本 正博
    横浜市立脳卒中・神経脊椎センター神経内科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of sensory ataxic axonal polyneuropathy with IgGλ monoclonal gammopathy successfully treated with intravenous immunoglobulin therapy
  • A case of sensory ataxic axonal polyneuropathy with IgG monoclonal gammopathy successfully treated with intravenous immunoglobulin therapy

この論文をさがす

抄録

84歳男性．2009年頃より酩酊様歩行を生じ，2011年4月に歩行困難となり入院した．四肢の感覚性運動失調とIgGλ型M蛋白血症をみとめ，軸索型多発ニューロパチーの像を呈した．M蛋白血症はmonoclonal gammopathy of undetermined significance（MGUS）と考えられ，神経症状は免疫グロブリン大量療法（intravenous immunoglobulin; IVIG）により軽快した．IgGλ型M蛋白血症に併発した軸索型多発ニューロパチーに対して，IVIGが奏効した症例を本邦初論文として報告する．

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (9)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ