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- 加藤 隆雄
- 南山大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Development and Decline of the Postmodern Sociology of Education:
- ポストモダン キョウイク シャカイガク ノ テンカイ ト アイロ,ソシテ ナマ セイジロンテキ テンカン
- The Perspective of Bio-political Turn
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抄録
「ポストモダン」論によって影響を受けた1980年代後半の日本の教育社会学を「ポストモダン教育社会学」と呼ぶことにする。それは,「モダン」としての教育・学校制度の異化に向かったが,アリエス,ブルデューと並んでインスピレーションの供給源となったのが,『監獄の誕生』におけるフーコーの「規律訓練」の視点であった。しかし,1990年代以降の教育システムの変動によって,異化の手法で捉えられた教育・学校制度の理解は不十分なものとなり,ポストモダン教育社会学の訴求力も低下していく。他方,フーコー研究においては,2000年代以降,規律訓練の概念が「生政治」論の一部であることが明らかになるのだが,1990年代以降の教育システムは,まさにこの生政治論的視点からよりよく捉えうることをフーコー理論を概略しながら論じた。
収録刊行物
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- 教育社会学研究
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教育社会学研究 94 (0), 5-24, 2014
日本教育社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205396824320
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- NII論文ID
- 130005075283
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- NII書誌ID
- AN0005780X
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- ISSN
- 21850186
- 03873145
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- NDL書誌ID
- 025491850
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可