腸間膜穿通をきたしたcollagenous colitisの1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Collagenous Colitis Causing Colonic Penetration
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抄録
72歳の男性が,突然の左側腹部痛と水様便を認めたため,当院を受診した。腹部単純CT検査を施行したところ,下行結腸周囲に消化管外ガス像と周囲脂肪織濃度の上昇を認めた。結腸穿孔による腹膜炎と診断し,緊急手術を施行した。腹腔鏡で観察したところ,結腸脾弯曲部の著明な発赤と浮腫を認め,腸間膜への穿通が考えられた。腹腔内汚染は軽度であり,腹腔鏡補助下で結腸部分切除術を行った。切除標本の粘膜に縦走潰瘍を2条認め,病理検査にて基底膜直下に膠原線維帯の肥厚が存在したことからcollagenous colitisと診断した。本疾患はランソプラゾール内服が原因の1つと考えられており,本患者に発症前5ヵ月間投与されていた同薬剤の内服を中止した。術後6ヵ月現在,再燃は認めていない。
収録刊行物
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- 日本腹部救急医学会雑誌
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日本腹部救急医学会雑誌 35 (3), 293-297, 2015
日本腹部救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204738387328
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- NII論文ID
- 130005075918
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- ISSN
- 18824781
- 13402242
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可