ステロイド薬の作用機序
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- 平澤 典保
- 東北大学大学院薬学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Molecular mechanisms for anti-inflammatory actions and insensitivity of steroids
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抄録
アトピー性皮膚炎に対して優れた治療効果を示すステロイド薬は,重篤な副作用を誘発する場合もある。この副作用はグルココルチコイドホルモン作用に基づくものであり,完全には避けることはできない。ステロイド薬はグルココルチコイド受容体を介して,抗炎症蛋白の発現誘導,炎症性蛋白の発現抑制作用を示す。また,強い炎症反応はステロイド耐性を誘導することがある。副作用を抑えながら最大限の効果を得るためには,ステロイド薬の作用機序ならびにステロイド耐性機序を理解し,適正に使用することが必要である。(皮膚の科学,増21:15-20, 2014)
収録刊行物
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- 皮膚の科学
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皮膚の科学 13 (Suppl.21), 15-20, 2014
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205189320576
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- NII論文ID
- 130005078472
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- ISSN
- 18839614
- 13471813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可