7歳以下の閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者に対するアデノイド口蓋扁桃摘出術がもたらす身体発育への影響

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  • The positive effect of adenotonsillectomy on physical growth in children under 7 years, with obstructive sleep apnea syndrome

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抄録

  【背景】年少の閉塞性睡眠時無呼吸症候群（OSAS）患者には成長障害の合併が多いが，アデノイド口蓋扁桃摘出術（AT）前後の身体発育に関して 7 歳以下の報告は少ない。【目的】7 歳以下の OSAS 患者に対する AT の身体発育への影響を明らかにする。【方法】対象は19名（男女比13:6）。Type 3 簡易 PSG で無呼吸低呼吸指数（AHI）≧5 でアデノイド増殖・口蓋扁桃肥大を有する小児を OSAS と診断し，AT 後 3，6，12ケ月の身体発育を検討した。【結果】AT 後に AHI は有意に低下した（18.9±15.3 vs 3.4±1.6）。BMI パーセンタイルは AT 後 3 ケ月で有意に増加し（43.9±26.1 vs 55.6±22.5），身長 SD スコアは AT 後12ケ月で有意に増加した（−0.26±0.94 vs 0.006±0.63）。【結論】7 歳以下の OSAS 患者では AT 後，体重増加が先行し，身長は遅れて増加した。

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