書誌事項
- タイトル別名
-
- Experimental studies of the potential contamination of needleless connectors and I-system<sup>®</sup>
- ニードルレスコネクターおよびI-systemにおける微生物侵入の可能性に関する実験的検討
- ニードルレスコネクター オヨビ I-system ニ オケル ビセイブツ シンニュウ ノ カノウセイ ニ カンスル ジッケンテキ ケントウ
この論文をさがす
抄録
カテーテル関連血流感染症予防対策として用いられている7機種のニードルレスコネクター、およびゴム栓を針で刺入して接続・固定する方式である I-system®について、微生物侵入の可能性に関して実験的に検討した。(1)120時間接続後(長時間接続試験)、(2)70回の接続操作後(メスコネクター耐久試験)にメスコネクター表面に細菌を塗布する、(3)オスコネクターの接続部側面に細菌を塗布する(オスコネクター汚染試験)、の3種類の実験において、高率に細菌が侵入する機種があることが明らかとなった。I-system®ではどの実験でも細菌は侵入しなかった。本邦ではニードルレスコネクターは閉鎖式接続方式と呼ばれ、感染防止対策として有効であると考えられているが、使用方法によっては感染の機会を高める可能性がある。ニードルレスコネクターは針刺し防止を目的とした器具であり、感染防止効果は二義的なものであることを認識した上で、器具の特徴を理解して使用することが重要である。
収録刊行物
-
- 日本静脈経腸栄養学会雑誌
-
日本静脈経腸栄養学会雑誌 30 (3), 798-803, 2015
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680735844096
-
- NII論文ID
- 130005083303
-
- NII書誌ID
- AA12716548
-
- ISSN
- 2189017x
- 21890161
-
- NDL書誌ID
- 030737581
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可