後頭蓋窩開頭手術における静脈洞と骨の透見合成画像の有用性

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Usefulness of Fusion Imaging of MRV Venous Sinus and Translucent Skull CT in Surgery of Posterior Fossa

この論文をさがす

抄録

 安全な後頭蓋窩開頭手術には静脈構造の術前把握が重要である. われわれは頭部CTとMRIから, 画像解析ワークステーションでCTの骨情報とMRIの静脈情報を融合させ, 縫合線などの骨の指標と静脈洞の位置関係を同時に把握できる三次元画像を作製しており, 今回, その有用性を検討した. その結果, 本法が適切な開頭, 骨削除の支援となり得ることが示され, 有用性が認められた. 本法は造影剤が不要であり, 組み合わせる合成画像を多様に多重に変えることができるため, 応用範囲も広く, 後頭蓋窩開頭手術全般に有用である.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ