臀部に巨大な腫瘤を形成した透析アミロイドーシスの 1 例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Dialysis-Related Amyloidosis Presenting as Large Subcutaneous Masses on the Buttocks
  • 症例 臀部に巨大な腫瘤を形成した透析アミロイドーシスの1例
  • ショウレイ デンブ ニ キョダイ ナ シュリュウ オ ケイセイ シタ トウセキ アミロイドーシス ノ 1レイ

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抄録

53歳,男性。慢性腎不全に対し 1978 年に血液透析を導入され,1990 年には HTLV-I 関連脊髄症を発症し両下肢麻痺が出現した。その後両側臀部に比較的境界明瞭な硬い腫瘤が出現し,徐々に増大し小児頭大の腫瘤を形成した。病理組織学的には好酸性無構造物質の沈着がみられ,その物質はコンゴレッド染色陽性であった。免疫組織化学的には抗アミロイド A 抗体,抗 κ 抗体,抗 λ 抗体はいずれも陰性で,抗 β2-ミクログロブリン抗体が陽性であり透析アミロイドーシスと診断した。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 77 (1), 28-32, 2015

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (11)*注記

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