大腸に発症したII型腸管症関連T細胞リンパ腫の1例

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  • A CASE OF TYPE II ENTEROPATHY-ASSOCIATED T-CELL LYMPHOMA IN THE COLON

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抄録

症例は66歳男性.平成25年10月に下痢,腹鳴,腹部膨満感の精査目的に当科入院となった.大腸内視鏡検査(colonoscopy以下CS)で肝弯曲部に広範囲にわたる粘膜の浮腫状変化・微細顆粒状変化を認めた.S状結腸に汚い壊死物質の付着した全周性の潰瘍を認めた.また直腸に7mmのIsp型ポリープを認めた.ポリープのEMR検体の病理像から大腸原発腸管症関連T細胞リンパ腫と診断した.当院血液内科にて化学療法施行し,完全寛解となった.診断から13カ月経過した現在も完全寛解を維持している.

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