小児開放腎生検の術後鎮痛管理における超音波ガイド下傍脊椎神経ブロックの経験

• 石川 紗希

  東京都立小児総合医療センター麻酔科

• 鈴木 康生

  東京都立小児総合医療センター麻酔科

• 関島 千尋

  東京都立小児総合医療センター麻酔科

• 広木 公一

  東京都立小児総合医療センター麻酔科

• 宮澤 典子

  東京都立小児総合医療センター麻酔科

• 山本 信一

  東京都立小児総合医療センター麻酔科

書誌事項

タイトル別名

• Postoperative Pain Management Using Ultrasound-guided Paravertebral Nerve Block for Pediatric Open Kidney Biopsy

抄録

全身麻酔下での小児開放腎生検に対する傍脊椎神経ブロックの術後鎮痛効果を，診療録より後方視的に検討した．対象は0〜15歳の30例で，全身麻酔導入・気管挿管後に術側を上にした側臥位で超音波ガイド下に神経ブロック針を進め，傍脊椎腔を確認後，0.2または0.375％ロピバカイン0.3〜0.5mL/kgを注入した．術後24時間の観察で，30例中疼痛の訴えがあったのは10例（33.3％）で，うち7例（23.3％）で鎮痛薬の投与を必要とした．鎮痛薬投与症例で，ブロック施行後から最初の鎮痛薬の使用までの時間は平均7.1±2.8時間（2.5〜10.8時間）であった．傍脊椎神経ブロックによる合併症は認めなかった．

収録刊行物

• 日本臨床麻酔学会誌

  日本臨床麻酔学会誌 35 (2), 172-176, 2015

  日本臨床麻酔学会

キーワード

• 小児開放腎生検
• 超音波ガイド下傍脊椎神経ブロック
• 術後鎮痛効果

詳細情報

• CRID: 1390282679736422528
• NII論文ID: 130005087390
• DOI: 10.2199/jjsca.35.172
• ISSN: 13499149
• ISSN: 02854945
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2015205255
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可