書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Gastric Abscess Secondary to Primary Cancer of the Duodenal Bulb
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抄録
症例は78歳女性。主訴は右季肋部痛,発熱(38.4℃)。胃X線,内視鏡で十二指腸球部にBorrmann1型の高分化型腺癌を認め,また胃体中部前壁の示指頭大の隆起より胃内へ多量の排膿がみられ,Klebsiella oxytoca,α-Streptococcusなどの上部消化管の常在菌が検出された。腹部CTでは,十二指腸は胆囊,肝門部まで一塊となった腫瘤を形成し,その前面に胃前壁と連続する膿瘍の存在が示唆された。平成4年5月27日,試験開腹。十二指腸,胆囊,肝臓,横行結腸および胃前壁が一塊となり,胃前壁の胃内への穿通部の生検において,腫瘍の浸潤の所見を得た。本症例は,十二指腸球部癌の浸潤により胃体部前壁において壊死から胃内腔に穿通し,逆行性感染の結果,膿瘍が形成され,内容が胃内腔に排膿されていたと考えられた。今回われわれの検索しえた範囲ではこのような報告例はなく,非常にまれな例と思われたので報告した。
収録刊行物
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- 消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy 42 (0), 224-227, 1993
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680733787392
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- NII論文ID
- 130005088660
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- ISSN
- 21890021
- 03899403
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可