眠りモニター<sup>®</sup>を用いた14時間夜勤看護師の夜勤中にとる仮眠の睡眠構築と夜勤前の睡眠調整

DOI
  • 佐々木 司
    公益財団法人 労働科学研究所 慢性疲労研究センター
  • 松元 俊
    公益財団法人 労働科学研究所 慢性疲労研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Sleep Architecture of Nocturnal Naps Evaluated by a Non-contact Sheet Sensor (Nemuri-Monitor<sup>®</sup>) and Sleep Regulation on the Duty Period of Hospital Nurses Engaged in a 14-hour Night Shift

抄録

非接触型の睡眠測定装置を用いて,14時間夜勤看護師が夜勤中にとる仮眠(前,中,後)の睡眠構築を調べた。また質問紙を用いて夜勤前夜から夜勤直前までの睡眠を調べた。その結果,後仮眠で前仮眠より中途覚醒時間が短かったが,他の睡眠変数は異ならなかった。仮眠までの先行覚醒時間と睡眠段階2と中途覚醒時間には逆相関を示したが,徐波睡眠には示されなかった。この理由として仮眠が勤務中に取られるストレスによって徐波睡眠が抑制されたと考えられた。また前日の夜眠と夜勤入り日の昼眠には逆相関が示された。このことは看護師が夜勤時に仮眠がとれないことを想定して前日の夜間睡眠を遅くかつ短くして,夜勤直前の昼間睡眠を長くとるように調整していたことを意味する。(図1,表2)

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206460820224
  • NII論文ID
    130005088887
  • DOI
    10.11355/isljsl.89.206
  • ISSN
    21872570
    0022443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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