ステントグラフト内挿術で救命し得た胸部大動脈瘤食道穿破の1例

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  • A CASE OF AORTOESOPHAGEAL FISTULA DUE TO AORTIC ANEURYSM THAT WAS SUCCESSFULLY TREATED BY THORACIC ENDOVASCULAR ANEURYSM REPAIR

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抄録

80歳,男性.吐血を認め救急外来受診となり,上部消化管内視鏡検査で,食道後壁左側寄りに粘膜下腫瘍様隆起と中心に凝血塊を伴う潰瘍を認めた.胸腹部造影CTで胸部下行大動脈に35mmの大動脈瘤と造影剤の漏出を認め,食道穿破と診断し,胸部ステントグラフト内挿術後に,二期的治療を施行した.大動脈瘤食道穿破は稀であるが,致命的であり,早期かつ適切な治療が必要な疾患である.今回われわれは救命できえた大動脈瘤食道穿破の一例を経験したので報告した.

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