12年前から宮崎県に存続している遺伝子型3型E型肝炎ウイルスによるE型急性肝炎の2症例―1例での急性末梢性顔面神経麻痺の合併―

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  • Two cases of acute hepatitis E infected with descendant strains of hepatitis E virus genotype 3 strain isolated from swine herd in Miyazaki Prefecture 12 years ago -one case had acute facial paralysis-

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抄録

宮崎県内で同時期に2例のE型急性肝炎症例を経験した.2例に交友関係,共通の生活歴はなかった.両症例のE型肝炎ウイルス(HEV)株は,遺伝子配列の解析から近縁ではあるが同一株ではなく,感染源は異なると考えられた.2例のHEV株はともに12年前に同県内の飼育ブタから検出された遺伝子型3型株の子孫と考えられ,このウイルスが宮崎県内で存続していることが証明された.1例は急性末梢性顔面神経麻痺を合併した.

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