骨盤臓器脱,尿失禁,便失禁を伴う女性の性機能質問票(PISQ-IR)の日本語版作成と言語学的妥当性の検討

書誌事項

タイトル別名
  • LINGUISTIC VALIDATION OF JAPANESE VERSION OF PROLAPSE/URINARY INCONTINENCE SEXUAL QUESTIONNAIRE, IUGA-REVISED (PISQ-IR)
  • コツバン ゾウキ ダツ,ニョウ シッキン,ベン シッキン オ トモナウ ジョセイ ノ セイ キノウ シツモンヒョウ(PISQ-IR)ノ ニホンゴバン サクセイ ト ゲンゴガクテキ ダトウセイ ノ ケントウ

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抄録

(目的) Prolapse/Urinary Incontinence Sexual Questionnaire, IUGA-Revised(PISQ-IR)の日本語版を作成し,その言語学的妥当性を検討する. (対象と方法) PISQ-IRの翻訳は,International Urogynecological Association(IUGA)の国際的事業として行われるため,日本語訳作成についてIUGAからの承認を得たのち,IUGAのプロトコール(IUGAからの承認取得→順翻訳→コミュニティー・レビュー→逆翻訳→IUGAからの承認)に従って行った.初回翻訳は2名の泌尿器科医で行い,さらに4名の泌尿器科医,1名のQOL研究者が加わり日本語訳を完成させた.コミュニティー・レビューは骨盤臓器脱または腹圧性尿失禁患者20名を対象として半構造化面接を行い,いくつかの文言の変更および,より明確に回答できるよう独自の説明文を追加した.これを逆翻訳してIUGAの翻訳ワーキング・グループに提出した. (結果) IUGAの翻訳ワーキング・グループからの質問および訂正指示に従い日本語訳を修正し,さらにこれを逆翻訳して再提出した. (結論) 多段階の検討過程を経て,言語学的妥当性のある,IUGAからの承認を得たPISQ-IR日本語版が完成した.

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参考文献 (27)*注記

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