ステロイドパルス療法が著効したChurg-Strauss症候群に伴うびまん性肺胞出血の一例

DOI
  • 岡元 昌樹
    国立病院機構九州医療センター呼吸器内科，臨床研究センター
  • 長末 隆寛
    国立病院機構九州医療センター呼吸器内科，臨床研究センター
  • 桑水流 朋美
    国立病院機構九州医療センター呼吸器内科，臨床研究センター
  • 時任 高章
    久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病部門
  • 中村 雅之
    国立病院機構九州医療センター呼吸器内科，臨床研究センター
  • 一木 昌郎
    国立病院機構九州医療センター呼吸器内科，臨床研究センター
  • 川山 智隆
    久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病部門
  • 星野 友昭
    久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病部門

書誌事項

タイトル別名
  • A case of Churg-Strauss syndrome with diffuse alveolar hemorrhage showing a good response to steroid pulse therapy

この論文をさがす

抄録

   症例は気管支喘息を治療中の43歳の男性．四肢のしびれおよび呼吸困難で入院した．血痰はなかった．末梢血好酸球増多および多発単神経炎を伴っていた．胸部画像検査上，両側肺野にびまん性スリガラス陰影を認めた．気管支肺胞洗浄液は肉眼的血性であり，Churg-Strauss症候群に伴うびまん性肺胞出血と診断した．DAHに対してステロイドパルス，シクロフォスファミド，多発単神経炎に対してガンマグロブリン併用療法を行ったところ，胸部異常陰影および神経症状は改善した．

収録刊行物

  • 臨床リウマチ

    臨床リウマチ 25 (1), 40-45, 2013

    一般社団法人 日本臨床リウマチ学会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ