当院における先進医療「腹腔鏡下子宮体がん根治手術」の現状

• 松本 光司

  筑波大学医学医療系産婦人科

• 越智 寛幸

  筑波大学医学医療系産婦人科

• 小貫 麻美子

  筑波大学医学医療系産婦人科

• 八木 洋也

  筑波大学医学医療系産婦人科

• 中尾 砂理

  筑波大学医学医療系産婦人科

• 櫻井 学

  筑波大学医学医療系産婦人科

• 川崎 彰子

  筑波大学医学医療系産婦人科

• 中村 優子

  筑波大学医学医療系産婦人科

• 岡崎 有香

  筑波大学医学医療系産婦人科

• 佐藤 豊実

  筑波大学医学医療系産婦人科

書誌事項

タイトル別名

• Short-Term Outcomes of Laparoscopic Surgery for Early Stage Endometrial Cancer

抄録

【目的】当院において2012年８月より先進医療の承認を得て行っている腹腔鏡下子宮体がん根治手術の現状を報告する．<br>【方法】「術前組織診で類内膜腺癌G1/G2」，「MRIで筋層浸潤＜１/３」，「画像検査で子宮外病変がない」という３つの条件を満たす早期子宮体がん症例20例を対象とした．腹腔鏡下子宮全摘術＋両側付属器摘出術に加え，骨盤リンパ節は内・外腸骨節（#403・#411）や閉鎖節（#410) を中心に郭清した．<br>【成績】2013年９月までに20例に本術式を行った．平均すると，患者年齢50.3歳，手術時間224±46分，出血量193±213ml，摘出リンパ節数21.4個，術後在院日数は5.3日であった．全例で腹腔鏡下に無輸血で手術を完遂し，重篤な合併症はみられなかった．<br>【結論】根治性と安全性において，腹腔鏡下手術でも早期子宮体がんに対する治療として十分なクオリティを保つことができると考えられた．今後は，長期的予後の解析が必要である．

収録刊行物

• 日本外科系連合学会誌

  日本外科系連合学会誌 39 (4), 651-656, 2014

  日本外科系連合学会

キーワード

• 腹腔鏡下子宮体がん根治術
• 子宮体がん
• 先進医療

詳細情報

• CRID: 1390001204346892544
• NII論文ID: 130005094942
• DOI: 10.4030/jjcs.39.651
• ISSN: 18829112
• ISSN: 03857883
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjcs/39/4/39_651/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2015213630
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可