左卵巣静脈原発平滑筋肉腫の1例

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タイトル別名
  • Leiomyosarcoma of the Left Ovarian Vein—A Case Report—
  • 症例 左卵巣静脈原発平滑筋肉腫の1例
  • ショウレイ ヒダリ ランソウ ジョウミャク ゲンパツ ヘイカツキン ニクシュ ノ 1レイ
  • Leiomyosarcoma of the Left Ovarian Vein—A Case Report—

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抄録

症例は65歳,女性.左下腹部の腫瘤を主訴に近医を受診,CTにて左下腹部に腫瘍を認め,当院紹介となった.精査にて左卵巣癌または平滑筋肉腫の診断にて開腹手術を施行した.開腹所見上腫瘍は左卵巣静脈へ進展するように存在したが,左正常卵巣は存在し,腫瘍摘除および左付属器摘除術を施行した.病理組織学的に左卵巣静脈壁平滑筋組織は腫瘍と連続しており,免疫組織染色にてdesmin・muscle specific actin陽性,S-100・CD34・c-kit陰性にて,左卵巣静脈原発平滑筋肉腫と診断した.経過良好で,術後6カ月経過し再発は認めていない.卵巣静脈原発の平滑筋肉腫は稀な疾患であり,切除した1例を経験したので報告する.

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