SAT大蔵経テキストデータベース 人文学におけるオープンデータの活用に向けて

書誌事項

タイトル別名
  • The SAT Daizōkyō Text Database : Toward open data in the Humanities
  • SAT ダイゾウキョウ テキストデータベース : ジンブンガク ニ オケル オープンデータ ノ カツヨウ ニ ムケテ

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抄録

SAT大蔵経テキストデータベースは,1億字超の校訂テクストのデータベースとして2008年に全文検索を中心としたWebサービスを開始して以来,着々とサービスを拡充してきている。特に,他のWebサービスやデータベースとの連携サービスに注力している。これら一連のサービスについて「涅槃(ねはん)」と「泥洹(ないおん)」という言葉の使い分け方の調査を例にとって概観する。SATプロジェクトは,単に仏教研究に資するだけでなく,デジタル時代の人文学の在り方を追究しつつ国内外の人文情報学の動向とリンクしながら発展してきている。オープンデータとして見た場合にはまだ十分とは言えないが,そこに向けての準備は進めている。

収録刊行物

  • 情報管理

    情報管理 58 (6), 422-437, 2015

    国立研究開発法人 科学技術振興機構

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