海面高度計およびArgoデータに基づく3次元密度推定値を同化させた海洋流動モデルの再現精度について

• 内山 雄介

  神戸大学 大学院工学研究科市民工学専攻

• 神吉 亮佑

  出光興産株式会社

• 高野 祥子

  東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科

• 山崎 秀勝

  東京海洋大学 大学院海洋科学技術研究科

• 宮澤 泰正

  国立研究開発法人海洋研究開発機構 アプリケーションラボ

書誌事項

タイトル別名

• MESOSCALE REPRODUCIBILITY IN AN ASSIMILATIVE OCEANIC DOWNSCALING MODEL USING A 3-D STRATIFICATION ESTIMATE BASED ON SATELLITE ALTIMETRY AND ARGO FLOAT DATA

抄録

海面高度計およびArgoフロートデータを用いて3次元海洋密度場を推定し，TS（水温・塩分）nudgingと呼ばれる簡易的な4次元データ同化を組み込んだ領域海洋循環モデルROMSを用いて，日本沿岸の黒潮流域における海洋構造の再現性について検討した．水平・鉛直密度構造，メソスケール変動強度，黒潮流路および強度などに関する詳細な比較を行い，本手法の高い再現性を示した．この密度推定法は原理的にほぼ全球に適用可能であり，公開されているデータのみを用いるので新たなコストを必要としないため，一般性・汎用性が極めて高い．JCOPE2に代表される高品質な海洋再解析データが存在しないような海域に対しても適用可能であり，ダウンスケーリング海洋モデリングに広く用いることが可能である．

収録刊行物

• 土木学会論文集B3（海洋開発）

  土木学会論文集B3（海洋開発） 71 (2), I_365-I_370, 2015

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• Two-layer thermal estimate
• JCOPE2-ROMS downscaling system
• Kuroshio and Kuroshio Extension
• TS nudging
• mesoscale reproducibility

詳細情報

• CRID: 1390001205352618624
• NII論文ID: 130005097403
• DOI: 10.2208/jscejoe.71.i_365
• ISSN: 21854688
• HANDLE: 20.500.14094/90002947
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejoe/71/2/71_I_365/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可