実海域における人工魚礁の攪拌機能に関する定量的評価

書誌事項

タイトル別名
  • QUANTITATIVE EVALUATION OF THE STIRRING FUINCTION OF ARTIFICIAL REEF IN ACTUAL MARINE AREA

抄録

大阪府では,撹拌機能,餌料培養機能を有する人工魚礁を海底に設置し,海水の鉛直混合を促進し,貧酸素水塊の発生を軽減する試みを行っている.人工魚礁については,流動制御機能の検証が行われており,発生する湧昇流及び渦流の影響範囲について定量的評価がなされており,生物効果調査についても,実海域における生物蝟集機能および流動制御による餌料培養機能の促進が確認されている.本研究では,多方向からの流れを制御可能な人工魚礁により生じる湧昇流,渦流の影響に伴う濁度の広がりに着目し,実海域における流動制御効果を確認するために,濁度計とADCPを組み合わせた2次元断面の新たな観測方法を試み,人工魚礁周りの濁度分布を可視化するとともに流動制御に伴う生物蝟集機能も検証した.

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参考文献 (1)*注記

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