地固め期と治療維持期の天疱瘡に対する免疫抑制剤によるアドオン効果の検討

• 杉本 佐江子

  岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学

• 青山 裕美

  岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学

• 岩月 啓氏

  岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学

書誌事項

タイトル別名

• The Add-on Effect of an Immunosuppressant for Pemphigus from the Consolidation Phase to the Maintenance Phase
• ジガタメ キ ト チリョウ イジキ ノ テンポウソウ ニ タイスル メンエキ ヨクセイザイ ニ ヨル アドオン コウカ ノ ケントウ

抄録

免疫抑制剤は地固め期から治療維持期の天疱瘡に対する治療選択の一つである．2012年から2年間岡山大学皮膚科に通院中の天疱瘡（35例）のうち内服免疫抑制剤を使用した16例に対して併用効果を後ろ向きに調査した．PDAI，抗体価，ステロイド量のいずれかが減少した症例を「アドオン効果あり」，いずれも減少しなかった症例を「無効」と判定した．アドオン効果ありはシクロスポリン，アザチオプリン，ミゾリビンで4/4例（100%），12/13例（92%），5/8例（63%）の順に見られた．免疫抑制剤の中止後に症状が悪化した「中止後悪化」は25～50％でみられ注意が必要である

収録刊行物

• 日本皮膚科学会雑誌

  日本皮膚科学会雑誌 125 (10), 1911-1917, 2015

  公益社団法人 日本皮膚科学会

キーワード

• pemphigus
• immunosuppressant
• pemphigus therapy

詳細情報

• CRID: 1390282680716767488
• NII論文ID: 130005100383
• NII書誌ID: AN00196602
• DOI: 10.14924/dermatol.125.1911
• ISSN: 13468146
• ISSN: 0021499X
• NDL書誌ID: 026747987
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I026747987
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2016050137
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可