肺扁平上皮癌術後にみられた衝突癌の1例

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タイトル別名
  • A case of primary pulmonary collision cancer consisting of squamous cell carcinoma and adenocarcinoma

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抄録

今回,肺扁平上皮癌術後に同時多発肺癌の特殊型と考えられる肺の衝突癌の手術例を経験したので報告する.症例は70歳の男性.右肺扁平上皮癌にて右下葉切除,リンパ節郭清を施行.術後5年目に右S2に結節影を認めた.2ヵ月後のCTにて増大を認め,生検にて扁平上皮癌の診断となった.精査にて右肺扁平上皮癌T2aN0M0 Stage IBの診断となった.手術は右S2区域切除,壁側胸膜合併切除を施行.術後,扁平上皮癌と腺癌の衝突癌と診断された.また今回異時性癌と衝突癌の補助診断に,p53の免疫染色を用い有用であった.

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