胸腔鏡下に切除した肺原発顆粒細胞腫の一例

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タイトル別名
  • A case of thoracoscopic left lower lobectomy for pulmonary granular cell tumor

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抄録

症例は27歳,女性.12年前より胸部異常陰影を指摘されていた.腫瘍の増大傾向は認めなかったが,診断と治療を希望され手術目的に当科紹介となった.胸部CTでは左S10の造影効果の無い30 mm大の類円形腫瘤陰影を認め充実性腫瘤を認めた.腫瘍径が大きく,左下肺静脈に近接しており部分切除は不可能で胸腔鏡下左下葉切除を施行した.病理診断で顆粒細胞腫と診断された.顆粒細胞腫は若年発症の比較的稀な良性腫瘍であり胸腔鏡下手術が有用と考えられた.若干の文献的考察を加え報告する.

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