書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Peritoneal Serous Papillary Adenocarcinoma
- 症例 腹膜原発漿液性乳頭状腺癌の1例
- ショウレイ フクマク ゲンパツショウエキセイ ニュウトウジョウセンガン ノ 1レイ
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抄録
症例は65歳,女性.腹部膨満を主訴に来院.腹部CT・MRIで多量の腹水と下腹部に分葉状軟部腫瘍を認め,PET-CTで同部に高度集積を認めた.血清CA125は高値であった.腹水穿刺細胞診でadenocarcinomaと診断された.消化管・子宮・卵巣に異常を認めなかったため,原発不明癌として試験腹腔鏡を施行した.大網に一塊となった多房充実性腫瘍と腹膜播種を認めた.腫瘍は可及的に切除した.病理組織学的検査は漿液性乳頭状腺癌であった.以上より,腹膜原発漿液性乳頭状腺癌の診断で術後はpaclitaxel・carboplatin併用による化学療法を施行した.一時は奏効したが次第に腫瘍は増大し,腹水も貯留するようになっていった.腹水濾過濃縮再静注法(CART)を行うことで全身状態は保持しえたが,術後18カ月で死亡した.稀ではあるが原発不明癌では本症例も念頭に置き,診断・治療にあたるべきと考えられた.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 76 (3), 608-612, 2015
日本臨床外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679829909632
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- NII論文ID
- 130005101778
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 030766836
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可