海溝型地震による宅地造成斜面の被災・無被災シミュレーション ―仙台市泉区南光台6丁目の高盛土を例として―

• ニゲマン カタリナ

  アーヘン工科大学(大阪大学)

• 秦 吉弥

  大阪大学 大学院工学研究科

• 常田 賢一

  大阪大学 大学院工学研究科

• 門田 浩一

  パシフィックコンサルタンツ(株) 地盤技術部

• 魚谷 真基

  大阪大学 大学院工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• DAMAGE AND NON-DAMAGE SIMULATION OF A RESIDENTIAL FILL SLOPE, NANKODAI 6 CHOME, IZUMI WARD, SENDAI CITY, DURING THE 2005 OFF MIYAGI PREFECTURE EARTHQUAKE AND THE 2011 OFF THE PACIFIC COAST OF TOHOKU EARTHQUAKE

抄録

2011年東北地方太平洋沖地震において被災，および2005年宮城県沖地震において無被災であった仙台市泉区南光台6丁目の宅地造成斜面に着目し，被災・無被災の再現解析を実施した．具体的には，まず，現地で地震観測などを行い，得られた記録などに基づいて本震時の地震動を推定した．そして，推定地震動を入力波とした宅地造成斜面のNewmark法による滑動変形量解析ならびに動的有効応力解析を実施した．その結果，Newmark法に基づく解析では，被災・無被災を定性的には評価できたものの，残留変形量の実績値の再現性は低かった．一方で，動的有効応力解析では，被災・無被災の評価だけでなく，残留変形量の実績値についても一定の精度で再現することができた．

収録刊行物

• 土木学会論文集A1（構造・地震工学）

  土木学会論文集A1（構造・地震工学） 71 (4), I_95-I_110, 2015

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• Slope failure
• strong motion estimation
• Newmark's sliding block method
• dynamic FEM analysis
• residual displacement
• numerical simulation

詳細情報

• CRID: 1390282680327062528
• NII論文ID: 130005102343
• DOI: 10.2208/jscejseee.71.i_95
• ISSN: 21854653
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejseee/71/4/71_I_95/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可