旧東ドイツの縮小都市のにおける、集合住宅の撤去政策の都市計画的プロセスの整理、および課題・成果の考察

• 服部 圭郎

  明治学院大学

書誌事項

タイトル別名

• A Study of Dismantling of Prefabricated Housing as a Urban Planning Measure in former DDR Shrinking City
• 旧東ドイツの縮小都市における、集合住宅の撤去政策の都市計画的プロセスの整理、および課題・成果の考察 : アイゼンヒュッテンシュタットを事例として
• キュウ ヒガシドイツ ノ シュクショウトシ ニ オケル 、 シュウゴウ ジュウタク ノ テッキョ セイサク ノ トシ ケイカクテキ プロセス ノ セイリ 、 オヨビ カダイ ・ セイカ ノ コウサツ : アイゼンヒュッテンシュタット オ ジレイ ト シテ
• A Case Study of Eisenhüttenstadt
• アイゼンヒュッテンシュタットを事例として

抄録

日日本の人口は減少している。多くの都市も人口が減少し、その結果、人口縮小というこれまで経験しなかった課題に対応せざるを得なくなっている。しかし、旧東ドイツの都市では、このような課題を既に経験している。そして、その問題に対応する一つの手法が撤去（全面的減築）であった。本論文では、この撤去を旧東ドイツでは都市計画的にどのように位置づけたのか。その政策的意図と、実際の撤去の進捗過程を、ブランデンブルグ州の社会主義時代につくられた計画工業都市アイゼンヒュッテンシュタットを事例として整理し、その政策に伴う課題および成果をまとめた。その結果、アイゼンヒュッテンシュタット市の減築の都市計画目標、そしてそのための減築建物の選定プロセスを整理し、さらにはそのプロセスに伴った生じた課題を抽出した。そして、現段階での都市計画的成果をまとめた。撤去という手法は、将来において残すものを選択するという都市計画的判断であり、短期的には痛みを伴っても、長期的に都市を「消滅」させないための英断であることが本調査から理解できた。

収録刊行物

• 都市計画論文集

  都市計画論文集 50 (3), 816-823, 2015-10-25

  公益社団法人 日本都市計画学会

キーワード

• 縮小都市
• アイゼンヒュッテンシュタット
• 撤去

詳細情報

• CRID: 1390282679192652672
• NII論文ID: 130005107758
• NII書誌ID: AN10276504
• DOI: 10.11361/journalcpij.50.816
• ISSN: 21850593
• ISSN: 09160647
• NDL書誌ID: 026823101
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I026823101
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/50/3/50_816/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可