胃X線二重造影像を用いた健常胃判別に有効な特徴量

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タイトル別名
  • Features for Discriminating Normal Cases in Automated Mass Screening for Gastric Cancer Using Double Contrast X-ray Images of Stomach
  • イ Xセン ニジュウゾウエイゾウ オ モチイタ ケンジョウ イ ハンベツ ニ ユウコウ ナ トクチョウリョウ

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抄録

胃がん集団検診における医師の読影枚数を削減することを目的として,胃X線二重造影像に対する胃がん診断支援に有効な胃健常度を提案する.本手法では,まず,胃X線二重造影像に対して肋骨や脊柱の陰影に影響されない診断領域を決定し,診断領域内に現れているひだを抽出する.次に,ひだは平行に映るという健常胃の特徴に着目し,ひだの平行性を定量化することで健常性を特徴量として抽出する.提案手法を用いて,健常胃91枚と異常胃12枚からなる胃X線二重造影像103枚に対し健常胃の判別実験を行った結果,適合率は100%,再現率は概ね70%となり,高精度にスクリーニングするために必要な特徴として,提案した特徴量は有効であることを確認した.

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