急性呼吸不全における栄養管理

書誌事項

タイトル別名
  • Nutritional support in patients with acute respiratory failure
  • 急性呼吸不全における栄養管理 : 人工呼吸患者を中心に
  • キュウセイ コキュウ フゼン ニ オケル エイヨウ カンリ : ジンコウ コキュウ カンジャ オ チュウシン ニ
  • 教育講演Ⅰ 急性呼吸不全における栄養管理 : 人工呼吸患者を中心に
  • キョウイク コウエン Ⅰ キュウセイ コキュウ フゼン ニ オケル エイヨウ カンリ : ジンコウ コキュウ カンジャ オ チュウシン ニ
  • ──人工呼吸患者を中心に──

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抄録

急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や慢性呼吸器疾患の増悪では,しばしば重症呼吸不全に陥り人工呼吸管理を要する.このような病態においては栄養管理の優劣が予後に重大な影響を及ぼす.最近,急性呼吸不全を呈する重症病態の栄養管理に関するエビデンスが集積されつつある.2009年に成人重症患者の栄養療法ガイドラインが米国集中治療学会と米国静脈経腸栄養学会との共同により作成された.その後,日本呼吸療法医学会から発表された『急性呼吸不全による人工呼吸患者の栄養管理ガイドライン』もこれを踏襲している.これらのガイドラインにおける共通の認識として,発症後24~48時間以内の早期経腸栄養の開始,胃管栄養が困難な場合の小腸栄養の選択,overfeedingに対する警鐘とunderfeedingの推奨,蛋白質の十分な補給,ARDSに対する魚油を含む栄養剤の有用性および高脂質栄養剤や免疫調整栄養剤投与に際する留意事項などが記載されている.

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