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抄録
2012年6月から2013年11月に当院を受診した高齢発症関節リウマチ(elderly-onset rheumatoid arthritis:以下EORA)の中で,膝関節を初発とした6例の治療経験について報告する.症例は男性が1例,女性が5例,平均発症年齢は80.3歳であった.5例は前医で変形性膝関節症にて加療されていた.初診時の平均CRPは8.57 mg/dl,平均MMP-3は373.8 ng/mlであった.治療は,メトトレキサート(以下MTX)を基本とし,MTXの効果が不十分な5例に対し,平均2.6か月の比較的早期より生物学的製剤を導入し,全例で良好なコントロールを得た.EORAは膝関節などの大関節に発症し,急速に関節破壊が進行することがある.近年高齢者に対する生物学的製剤の有効性・安全性が報告されており,発症早期に生物学的製剤を使用することで良好なコントロールが可能となった.大関節より発症したEORAは,症例によって積極的に生物学的製剤を導入し,関節破壊を回避したほうがよいと思われる.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 64 (4), 797-801, 2015
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204941054080
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- NII論文ID
- 130005112969
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可