マウスはやはりヒト炎症性疾患のモデルになる―バイオインフォマティクス的手法によるマウスモデルの再評価― Genomic responses in mouse models greatly mimic human inflammatory disease: Commonalities across species do exist and are potentially important

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抄録

要約:マウスはヒト疾患のモデル動物として広く使われているが,ヒトで重篤な炎症が起きた時に発現が変化する遺伝子群はマウスでは全く異なるふるまいをしており,この観点からヒトとマウスはほとんど似ていないという報告が2013 年に出された.この報告はマウスをヒト疾患のモデル動物として使うことの有効性や妥当性などについて大きな議論を巻き起こした.しかし筆者らは,この報告で解析されたのと同じ遺伝子発現データを用いて,解析手法の改善を加えて再解析をした結果,マウスはヒトの炎症性疾患のモデルになり得ることを改めて確認することができた.この結論は,炎症性の疾患に限らず,ヒト疾患のモデルとしてマウスを用いて病態・病因の解明や治療法の開発を行う際に,ヒトとマウスの共通している部分に注目して研究を進めることが有効であることを示唆するものと考えられる.

収録刊行物

  • 日本血栓止血学会誌

    日本血栓止血学会誌 26(6), 633-640, 2015

    The Japanese Society on Thrombosis and Hemostasis

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    130005113963
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    0915-7441
  • データ提供元
    J-STAGE 
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