紀伊半島大台ヶ原のニホンジカ<i>Cervus nippon </i>の日本脳炎ウイルス抗体保有状況

• 斉藤 美加

  琉球大学大学院医学研究科・ウイルス学

• 荒木 良太

  自然環境研究センター

• 鳥居 春己

  奈良教育大学自然環境教育センター

• 浅川 満彦

  酪農学園大学獣医学群獣医学類感染・病理学分野

書誌事項

タイトル別名

• Prevalence of Japanese encephalitis virus antibody in sika deer (<i>Cervus nippon</i>) in Odaigahara, Kii Peninsula, Japan
• 紀伊半島大台ヶ原のニホンジカ Cervus nippon の日本脳炎ウイルス抗体保有状況

抄録

日本脳炎ウイルス（JEV）感染リスク評価の一環で， 2009年と 2010年に紀伊半島大台ヶ原で捕獲されたニホンジカ Cervus nippon（以下，シカ）の JEV抗体保有状況を調査した。JEV，Oki431S株に対し 87頭中 9頭（10.3％）が，Beijing-1株に対し 1頭（ 1.1％）が抗体を保有し，年齢階層が高くなるに従い，抗体保有率の上昇傾向がみられた。これらより，シカに JEVに対する感受性がある事，大台ヶ原で JEV感染環が成立し， JEVの活動は低いが常在している地域である事が強く示唆された。

収録刊行物

• 日本野生動物医学会誌

  日本野生動物医学会誌 20 (3), 41-45, 2015

  日本野生動物医学会

キーワード

• ニホンジカ
• リスク評価
• 日本脳炎ウイルス
• 紀伊半島大台ヶ原

詳細情報

• CRID: 1390282679464515712
• NII論文ID: 130005120556
• DOI: 10.5686/jjzwm.20.41
• ISSN: 2185744X
• ISSN: 13426133
• HANDLE: 10659/4777
• Web Site: https://rakuno.repo.nii.ac.jp/records/2643
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjzwm/20/3/20_41/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2016037443
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可