運動姿勢を考慮したインターバルトレーニングが有効であった特発性間質性肺炎の1症例

  • 山原 純
    西日本旅客鉄道株式会社大阪鉄道病院リハビリテーション科
  • 上村 洋充
    西日本旅客鉄道株式会社大阪鉄道病院リハビリテーション科
  • 望月 佐記子
    西日本旅客鉄道株式会社大阪鉄道病院リハビリテーション科
  • 岩本 一秀
    西日本旅客鉄道株式会社大阪鉄道病院リハビリテーション科
  • 岡 隆子
    西日本旅客鉄道株式会社大阪鉄道病院呼吸器内科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of idiopathic interstitial pneumonia whose interval training in consideration of an exercise posture was effective
  • 症例報告 運動姿勢を考慮したインターバルトレーニングが有効であった特発性間質性肺炎の1症例
  • ショウレイ ホウコク ウンドウ シセイ オ コウリョ シタ インターバルトレーニング ガ ユウコウ デ アッタ トクハツセイ カンシツセイ ハイエン ノ 1 ショウレイ

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抄録

特発性間質性肺炎急性増悪後,労作時の低酸素血症と呼吸困難感により歩行が困難となった症例に対し,早期より半坐位エルゴメータによるインターバルトレーニング(interval training:以下IT)を実施した.その後,低酸素血症は軽減し短距離歩行が可能となったため歩行トレーニングを追加した.IT連続駆動時間の延長と比例して,歩行トレーニング連続歩行距離が延長し,IT介入3週間にて6分間歩行試験は実施不可から60m,The Nagasaki University Respiratory ADL questionnaireは3点から29点となった.重症例であったが,プロトコルを工夫することで,骨格筋機能異常改善に必要な運動負荷を早期に供給することができ,歩行,ADLの改善につながる高い運動効果が得られた.

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