体現的ドリームワークの臨床的応用を巡る一考察

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タイトル別名
  • Use of Embodied Imagination (EI) Work in a Clinical Case

抄録

神経症的な世界観に捉われ,自分の汗を異常と感じていたクライアントが,近親者の病死という出来事を経て世界観を変容させていったプロセスをまとめた。カウンセリングの中ではそれに先立ち,数度の体現的ドリームワーク(EDW)を行った。EDWは身体感覚を使ったイメージ体験によってリアリティに立脚でき,かつ複眼的にイメージを体験することによってその多面的性質を損なわないという特徴があるように思われ,それが本クライアントの変容を内的に準備する効果をもたらしたと考える。考察では,EDWの臨床適用の流れを描出し,筆者の考える臨床適用上の留意点や課題をまとめた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679449981056
  • NII論文ID
    130005124658
  • DOI
    10.11377/sandplay.27.3_79
  • ISSN
    2186117X
    09163662
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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