ブラジルのサリトレ鉱床における風化カーボナタイト土壌中ウランのキャラクタリゼーション

  • 金井 豊
    産業技術総合研究所地質調査総合センター

書誌事項

タイトル別名
  • Characterization of Uranium in Weathered Carbonatite from the Salitre Mine, Brazil
  • ブラジル ノ サリトレ コウショウ ニ オケル フウカ カーボナタイト ドジョウ チュウ ウラン ノ キャラクタリゼーション

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抄録

ブラジルのサリトレ鉱床における風化カーボナタイト試料のウラン濃度は20–30 ppm程度,234U/238U放射能比は約1で,マクロにはほぼ放射平衡と見なせた。しかし,放射能比が0.72程度で容易に溶出,1程度で鉄などと溶出,1.02前後で難溶性の各フラクションが推定された。溶出ウランの放射能比が1よりも小さいのは,強い風化作用で放射能比が低下した溶けやすいウランが一部に残存し,それが溶出するためと考えられた。

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