有限要素解析による鉄道用合成桁の実剛性評価に関する検討

• 谷口 望

  前橋工科大学 社会環境工学科

• 藤原 良憲

  鉄道建設・運輸施設整備支援機構 鉄道建設本部

• 林 偉偉

  早稲田大学 理工学術院 国際教育センター

• 依田 照彦

  早稲田大学 理工学術院 社会環境工学科

• 松尾 仁

  パシフィックコンサルタンツ 鉄道部

• 久保 武明

  トーニチコンサルタント 本社事業本部 鉄道本部

書誌事項

タイトル別名

• ON THE EVALUATION OF ACTUAL STIFFENESS OF A RAILWAY COMPOSITE BRIDGE WITH THE HELP OF FE ANALYSIS

抄録

鉄道橋では合成桁が多く使用されている．これらの合成桁の設計では，鋼桁と床版以外の高欄やスラブ軌道などの付属構造物については，安全側の観点から剛性を考慮しないのが一般的である．しかし，従来の計測結果からこれらの付属構造物についても剛性への寄与が認められていることが報告されている．これらの剛性の寄与は，終局耐力時には失われる可能性があるため，設計の合理化にはつながらないと考えられてきた．したがって，これまでの研究ではこの剛性寄与の効果について詳細に検討することは行われてこなかった．しかし，近年，維持管理における健全度評価に，桁剛性の計測結果を用いることが多く，これらを厳密に評価する必要が出てきている．そこで本研究では，鉄道用連続合成桁の測定結果をもとに，橋梁の実剛性をより厳密に算定する方法を検討した．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ａ２（応用力学）

  土木学会論文集Ａ２（応用力学） 71 (2), I_785-I_793, 2015

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• composite girder
• stiffness
• measurement
• design
• maintenance

詳細情報

• CRID: 1390001205349845504
• NII論文ID: 130005128848
• DOI: 10.2208/jscejam.71.i_785
• ISSN: 21854661
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejam/71/2/71_I_785/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可