原子力施設におけるアルカリ骨材反応の一考察

  • 山田 一夫
    独立行政法人国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター
  • 川端 雄一郎
    独立行政法人港湾空港技術研究所 構造研究領域
  • 小川 彰一
    株式会社太平洋コンサルタント 営業推進部
  • 丸山 一平
    名古屋大学 大学院環境学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON ALKALI AGGREGATE REACTION IN NUCLEAR POWER RELATING FACILITIES

抄録

原子力施設の新設と高経年化対策に最新のアルカリ骨材反応(ASR)の知見を適用することを議論する。まず、原子力施設でのASR膨張の考え方を提案する。そのうえで、各種の膨張試験の特徴と限界を比較・議論する。さらに、長期間にわたるASR膨張の定量化を念頭に、これが可能となるコンクリートプリズム試験(CPT)の最適な条件を提示する。CPTはアルカリ量と温度で膨張促進するが、アルカリ溶液で湿らせた紙で巻くことで、アルカリ溶脱と水分供給を制御できる。CPTの膨張挙動を終局膨張量、膨張速度、膨張開始時間の三つのパラメータで記載し、各々のアルカリ量・温度依存性を求めることで、任意のアルカリ量と温度環境での膨張を予測する手法を提案する。

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679806058240
  • NII論文ID
    130005129403
  • DOI
    10.14250/cement.68.457
  • ISSN
    21873313
    09163182
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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