書誌事項
- タイトル別名
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- A case of myofibroblastoma of the male breast
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抄録
背景 : 乳腺筋線維芽細胞腫 (mammary myofibroblastoma : m-MFB) は主に中高年男女に生じる間葉系良性腫瘍である. 紡錘形細胞腫瘍の一つであるが, 細胞像の多彩性から細胞診断に苦慮する症例が多い. 今回われわれは男性 m-MFB の 1 例を経験したので報告する. <br>症例 : 70 歳代, 男性. 胸部打撲・肋骨骨折で近医を受診した際, 右乳頭直下に周囲との境界明瞭な腫瘍性病変を指摘された. 乳腺部分切除検体中には白色~灰白色調腫瘍病変が存在し, 同部から採取した捺印細胞診検体には紡錘形・多稜形細胞が緩い結合性の集塊状に, または孤立散在性に存在した. 核形不整が目立ち, 核溝や核内細胞質封入体を有する細胞が散見された. 組織学的には紡錘形腫瘍細胞の束状・類上皮様の増生があり, 膠原線維を介在していた. 免疫染色は desmin, CD34, SMA, vimentin, ER, PgR に陽性, CK (AE1/3), EMA, p63, E-cadherin, S-100 タンパクには陰性であった. <br>結論 : 紡錘形細胞からなる乳腺腫瘍の細胞診断では m-MFB の可能性も念頭に置き, 診断に臨むべきである.
収録刊行物
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- 日本臨床細胞学会雑誌
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日本臨床細胞学会雑誌 54 (6), 383-388, 2015
公益社団法人 日本臨床細胞学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204697113600
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- NII論文ID
- 130005130070
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- ISSN
- 18827233
- 03871193
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可