通所リハにおける転倒予防トレーニングの試み

  • 篠塚 敏雄
    日本医療科学大学 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
  • 石嶋 宏之
    鶴ヶ島耳鼻咽喉科診療所デイケアルーム
  • 齊藤 和律
    鶴ヶ島耳鼻咽喉科診療所デイケアルーム

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of a Fall Prevention Program for Elderly Persons Attending Day-care
  • ツウショ リハ ニ オケル テントウ ヨボウ トレーニング ノ ココロミ

この論文をさがす

抄録

〔目的〕筋力低下,歩行障害,認知機能低下を有する利用者に対して転倒予防トレーニングを実施し,その効果を明らかにすることとした.〔対象〕通所リハビリテーション利用者55名とした.〔方法〕平行棒内にてスタッフと「しりとり」しながら20cm台を昇降する動作と椅子座位から5秒で立ち上がり,5秒で座る動作との組合わせを10回行った.介入前後の体重,5m最大歩行速度,股屈伸筋力,膝屈伸筋力,足底背屈筋力,認知を比較した.〔結果〕有意な介入効果が,タイプⅠの危険率0%で歩行速度,股屈曲・膝伸展筋力,足底屈筋力,足背屈筋力(同1%未満),膝屈曲筋力(同2%未満),認知(同5%未満)だった.〔結語〕通所リハで行った転倒予防トレーニングは下肢筋力・歩行速度・認知面の向上という効果が見られた. <br>

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ