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- 厚坊 浩史
- 奈良県立医科大学附属病院緩和ケアセンター
書誌事項
- タイトル別名
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- Psychosomatic Medicine of Knowledge and Skills that can be Used in Cancer Care and Palliative Care
- 緩和医療に求められる心身医学の知識とスキル : 心理士の立場から
- カンワ イリョウ ニ モトメラレル シンシン イガク ノ チシキ ト スキル : シンリシ ノ タチバ カラ
- —心理士の立場から—
- —From the Standpoint of Psychologists—
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抄録
がん患者は, 診断, 治療, 療養など, 多くの要因に苦しめられる. わが国では, 緩和医療における研修会などで精神的苦痛への対応を取り上げる機会が増えており, 医療スタッフによる患者の精神的支援レベルは向上していると思われる. 一方, 従来精神的健康度の高くない患者 (例えば精神疾患や発達, 知能の問題などを抱える患者) ががんに罹患することで, 希死念慮や自殺関連行動といった問題を引き起こすことがある. 疼痛への慣れや身近な人の死, 居場所のなさ, 人の迷惑になっている, などの精神的負担はQOLが低下し, 精神的な問題が増強して知覚される. 精神医療スタッフは, このような患者に対して専門的な支援を行うという重要な役割を担うことが求められる.
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 56 (3), 243-248, 2016
一般社団法人 日本心身医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204881303552
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- NII論文ID
- 130005132646
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- NII書誌ID
- AN00121636
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- NDL書誌ID
- 027130364
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可