放射線治療で著明な縮小を認めた胃内分泌細胞癌の1例

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タイトル別名
  • A case of gastric endocrine cell carcinoma which was significantly reduced in size by radiotherapy
  • 症例報告 放射線治療で著明な縮小を認めた胃内分泌細胞癌の1例
  • ショウレイ ホウコク ホウシャセン チリョウ デ チョメイ ナ シュクショウ オ ミトメタ イ ナイブンピ サイボウガン ノ 1レイ

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抄録

84歳,女性.初診時の胃内視鏡にて噴門部の狭窄を伴う3型進行胃癌を認めたが全身状態から手術や化学療法は不能と考え姑息的放射線治療を施行した結果,著明な腫瘍の縮小を認めた.剖検にて胃内分泌細胞癌と確定診断し,病理学的にも放射線治療の有効性が証明された.本症例では胃内分泌細胞癌(NEC)の高齢患者において放射線治療により胃食道接合部の閉塞症状が緩和されており,放射線治療が切除不能胃NECに罹患した高齢患者の症状緩和に有用である可能性が示唆された.

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