リハビリテーション部署における産休育休の取得状況

  • 小林 由紀子
    医療法人敬愛会 介護老人保健施設シルバーケア敬愛リハビリテーション部
  • 江連 亜弥
    医療法人敬愛会 介護老人保健施設シルバーケア敬愛リハビリテーション部
  • 小澤 真美子
    医療法人敬愛会 リハビリテーション天草病院リハビリテーション部

書誌事項

タイトル別名
  • リハビリテーション ブショ ニ オケル サンキュウイクキュウ ノ シュトク ジョウキョウ

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抄録

リハビリテーション部署の産前産後休業および育児休業(以下,産休育休)の取得状況を検証するため,医療法人敬愛会リハビリテーション部における産休育休の取得状況と妊産婦がかかえる問題について検証した。方法は,医療法人敬愛会リハビリテーション部の職員を対象に,過去10年間の職員総数,男女比,経験年数,離職者数,産休育休取得者数等を調査した。また,産休育休取得者には,産休取得時の経験年数,産休育休の期間についてアンケートを実施した。結果は,職場の動向について,離職率は近年横ばいとなり,療法士の経験年数は中堅層以上が若手層を上回っていた。産休育休取得者は増加傾向が認められた。アンケート結果では,産前休暇は,約3割が体調不良により早めに取得した。育休復帰時期は,半数近くが予定より早く復帰した。産休育休取得者に増加傾向が認められたのは,職場が安定し中長期的な人生設計が立てやすくなったことや,子育て世帯によるロールモデルの蓄積などとの関連性が推察された。育休終了時期に関しては,保育所不足の問題が大きく関与していた。<br>

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