副腎疾患の併発を疑った糖尿病のフェレットの1例

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  • A Case of Diabetes Mellitus with Adrenal Disease in Ferret

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抄録

健康診断目的で来院したフェレット,雄(去勢済),推定9歳齢において持続的な高血糖と尿糖が認められ,糖尿病と診断した。飼い主の治療同意が得られず経過観察としていたが,途中,副腎疾患の併発が疑われたため,酢酸リュープロレリンを投与した。投与後,尿中ケトン体陽性となり糖尿病症状が悪化したため,入院下にてインスリン療法を開始した。その後,約6カ月間インスリン投与のみの継続で状態は落ち着いていたが,細菌性膀胱炎と前立腺膿瘍による尿道閉塞を発症し,外科的処置を行った。現在,インスリンと酢酸リュープロレリンを継続投与しながら経過観察中である。

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