カラー技術による欠陥検査装置の進化

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タイトル別名
  • Innovation of Inspection Technology with the Color Camera
  • カラー ギジュツ ニ ヨル ケッカン ケンサ ソウチ ノ シンカ

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抄録

オムロンは1992年にカラー印刷検査装置を発売し,その後2000年には無地シートカラー対応の“Color Age”を発売した。この世代の検査装置は,カラー検査・モノクロ検査で異なるアーキテクチャーであった。<br>紙パルプ業界の生産ラインに使用していただくためには,このアーキテクチャーを統一し,カラー検査装置の価格を普及レベルに低減する必要があった。また,3倍データ量を処理するための処理能力向上と使いやすさの工夫のため新たなプラットフォームを開発した。<br>さらに,欠陥の色によって分類するという機能をカラー技術は,R(赤),G(緑),B(青)の3原色の波長の違いを活用した技術や,第4の波長としてIR(近赤外線)の活用へ展開している。<br>本稿は,基本となるカラー技術の紹介と波長の違いを応用したアプリケーションや将来への展開について記述する。

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 70 (1), 33-36, 2016

    紙パルプ技術協会

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