下肢リンパ浮腫に対する外科治療

書誌事項

タイトル別名
  • Surgical treatment for lower extremity lymphedema using lymphaticovenular anastomosis
  • 下肢リンパ浮腫に対する外科治療 : リンパ管静脈吻合について
  • カシ リンパ フシュ ニ タイスル ゲカ チリョウ : リンパカン ジョウミャク フンゴウ ニ ツイテ
  • -リンパ管静脈吻合について-

この論文をさがす

抄録

四肢のリンパ浮腫の治療には,保存的療法と外科的療法があるが,その治療における中心は保存的治療である.保存的療法は,浮腫の進行を遅らせることを目的とするセルフコントロール療法である.一方,外科的治療には,昔から肥大し線維化した組織の切除やリンパ管誘導術などが行われてきた.保存的治療の治療効果を上げる目的で,貯留したリンパ液を機能が残存しているリンパ管を介して静脈に戻すリンパ管静脈吻合術やリンパ管・節を移植する術式が導入されてきている.近年,形成再建外科における超微小血管吻合手技の確立と合わせて,インドシアニングリーンを用いた近赤外線リンパ管蛍光造営法での表在リンパ管の同定が進み,外科治療が進歩してきている.われわれが,佐賀大学形成外科で行っているリンパ浮腫に対する外科治療において,その診断と重症度評価が行えるICGリンパ管造影とリンパ管静脈吻合とその結果について報告する.

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ