日本リハビリテーション・データベースからの成果と展開

  • 徳永 誠
    熊本機能病院リハビリテーション科
  • 近藤 克則
    千葉大学予防医学センター社会予防医学研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • Results from the Japan Rehabilitation Database and Future Plan
  • ニホン リハビリテーション ・ データベース カラ ノ セイカ ト テンカイ

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抄録

日本リハビリテーション・データベース協議会(Japan Association of Rehabilitation Database:JARD)が運用するデータベース(Japan Rehabilitation Database,以下JRD)には,脳卒中(一般病棟・回復期リハビリテーション病棟),大腿骨頸部骨折,脊髄損傷の患者データが登録されており,2014年度末における累積症例数は23,067例に達した.JRDを利用した論文は徐々に増え2015年10月現在31編ある.多施設データの利点は,症例数の多さと一施設にとどまらない知見を導ける点にある.一方で,参加施設が累積でも60施設と少ないことや欠損値などデータの質に改善の余地があるなどの課題もある.JRDがより代表性の高いものになるために,日本リハビリテーション医学会はじめ,3療法士協会の会員のいっそうの協力が必要である.

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