高度肥満妊婦の帝王切開術において，超音波装置を用いることで硬膜外麻酔単独もしくは脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔で管理した3症例

• 堀場 容子

  JA愛知厚生連江南厚生病院麻酔科

• 鈴木 帆高

  JA愛知厚生連江南厚生病院麻酔科

• 亀井 大二郎

  名古屋徳洲会病院麻酔科

• 野口 裕記

  JA愛知厚生連江南厚生病院麻酔科

• 渡辺 博

  JA愛知厚生連江南厚生病院麻酔科

• 伊藤 洋

  地域医療機能推進機構中京病院麻酔科

書誌事項

タイトル別名

• Usefulness of Ultrasonography for Neuraxial Anesthesia in Morbid Obese Parturients Undergoing Cesarean Section : Report of Three Cases

抄録

帝王切開術の際には区域麻酔が望ましいとされている．しかし肥満を伴う妊婦の場合は，解剖学的な理由から脊髄くも膜下麻酔や硬膜外麻酔が困難で，よりリスクを伴う全身麻酔を選択せざるを得ない場合がある．われわれは高度肥満（非妊娠時の体重123〜140kg，body mass index 49.2〜54.6kg/m²）の妊婦の帝王切開術に際し，超音波装置を用いて腰椎棘突起および棘間，硬膜を同定するとともに，皮膚から硬膜までの距離を確認することにより，硬膜外麻酔単独および脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔での麻酔管理を，合併症なく円滑に行い得た．

収録刊行物

• 日本臨床麻酔学会誌

  日本臨床麻酔学会誌 36 (2), 168-171, 2016

  日本臨床麻酔学会

キーワード

• 高度肥満
• 妊婦
• 帝王切開術
• 超音波装置
• 区域麻酔

詳細情報

• CRID: 1390001204758593792
• NII論文ID: 130005147284
• DOI: 10.2199/jjsca.36.168
• ISSN: 13499149
• ISSN: 02854945
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/36/2/36_168/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2016209267
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可