書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Tracheobronchial Anomaly Diagnosed during Bronchial Intubation with a Double-lumen Tube
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抄録
気管分岐異常を有した患者において分離肺換気を必要とする全身麻酔管理症例を経験した.症例は24歳の男性で左後縦隔腫瘍に対する腫瘍切除が予定された.37Fr左用ブロンコキャスTMを用いた盲目的な2回の気管支挿管では適正な位置への留置ができなかった.3回目に気管支鏡で観察した際,気管分岐部の高さで右上葉気管支(気管気管支)を含む3腔が同時に観察された.気管支鏡ガイド下の誘導により,適正位置への留置および分離肺換気が可能となった.本症例では画像での気管分岐異常の術前評価ができていなかった点,および初回から気管支鏡ガイド下の誘導法による気管支挿管を用いなかった点が反省点であった.
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 36 (2), 172-175, 2016
日本臨床麻酔学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204758595200
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- NII論文ID
- 130005147285
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可